こちら、欠点もしっかりと書く本音レビューですよ!
テントと寝袋さえあればキャンプは始められる……というのはさすがに過言ですが、テントは最初にそろえる道具の内の一つですよね。
でもテントって種類がありすぎだし、価格もピンキリでどれを買えば良いのか分かりにくい。なるべく安い物が欲しいけど、有名メーカー以外の物を買うのも少し怖い。そう────キャンプギア選びって滅茶苦茶難しいんです……!!特にAmazonで見かける激安中華商品はレビュー記事が少なすぎて買うのは少し怖い……。
記事がないなら書けばいい! という訳でAmazonでも一際目を引く激安中華テントを購入レビューしました!
なんと5年間しっかり使用したうえでのレビューです!!
気になる耐久性や耐水性などしっかりまとめています!
今回紹介するテントは「TRIWONDER 山岳用テント」です。
定員2名の自立式のドーム型テントで、詳細不明の激安中華品ながら私のお気に入りテントです!
設営・撤収
2本のアルミニウムポールで支える自立式のドーム型テントで、非常にシンプルな構造のため、設営・撤収にかかる時間は、慣れれば10分程度です。
大雨の中での設営作業も問題無くできました。
耐水性・防風性・耐久性
商品紹介ページを読むと「アウターテントの耐水圧は3500mm以上、底部シートの耐水圧は4000mm以上」となっています。これは、一般的なキャンプ用テントの耐水圧が2000mm程度であることを考えると、非常に高い数値なんですが……。
正直なところ、この数値は嘘じゃないかと思います(笑)
このスペックでこの値段は流石に無理があります。
ですが、このテントで実際に嵐に遭遇したこともありましたが、天井や床から水が染み出してくることはありませんでした。実用的な耐水性と耐風性を備えていることは間違いないでしょう。風に負けてアルミポールが変形することも今のところは無いです。
氷点下を下回る環境でも特に問題なく使用できましたよ!
バイクに括り付けて北海道ツーリングに3度持参するなど結構無茶をさせましたが、購入から5年経った今でも全く問題なく使用できる状態を維持しています。これは本当に7千円台で良いのか……?
個人的推しポイントの「軽量性・携帯性」
このテントは、重量が約2.3kg(カタログ値)と軽量です。また、収納サイズは約45 x 15 x 15cmとかなりコンパクトです。
用途が近いであろう「Coleman ツーリングドーム/ST」の重量が4kg、収納サイズが49 x 19 x 19cmであることを考えると、このスペックはかなり優れていますよね。
ちなみに、このテントはスカート付きのモデルもあります。
※スカートとは、アウターテントの下部に付いている布のことで、雪や風の侵入を防いだり、断熱効果を高めたりする役割があります。
スカート付きのモデルは重量が約2.6kg、収納サイズが約50 x 15 x 15cmとなっており、本格的な山岳テントを除けばかなり軽量・小型のテントと言えるでしょう。
欠点・気になるところ
今の説明だけど「じゃあ最強のテントじゃん!」となりますが、7千円のテントが無敵な訳がありません!(笑)
実際に使用して分かったマイナスポイントを箇条書きにします。
①インナーとフライシートの間隔が狭い
本来ならフライシートのサイドについている輪っかにペグ打ちをすることで、インナーとの間隔を作れるはずなのですが、輪っかが短すぎてペグダウンをしてもフライシートがぴったりくっついてしまします。
せっかくのダブルウォールなのに、これではインナーが結露で濡れてしまいます……。ロープなどを利用してでペグを外側に打ち込めるように工夫しましょう。
②付属のペグの耐久性に不安がある
軽量化のためアルミペグが付属していますが、油断するとぐにゃりと曲がる出来です。
③フライシートの透湿性能が低い
激安テントで突っ込むポイントではないと思いますが、透湿性能は値段相応です。
④ファスナーが嚙みやすい。耐久性も不明。
YKKなどの質が確かなメーカー製のファスナーではないため、耐久性は不明です(少なくとも5年は耐えているので酷い出来ではないですが)
以上が、TRIWONDER 山岳用テントのレビュー記事でした。
このテントは、価格が安い割には性能が高く、設営・撤収も簡単で、4シーズン対応できる優れたテントだと思います。欠点を他にあげるとすれば、無名ゆえのアフターサービスの不安さくらいでしょうか。
私はこのテントを5年間使ってきましたが、特に故障や破損などのトラブルはありませんでした。もし気になった方は、ぜひAmazonでチェックしてみてください。
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